【平成最後の夏ドラマが終わります】

平成最後の夏。水にも恋にも溺れず、夏ドラマに溺れています。とても順調に。

 


リアルタイムで観賞出来ず、見逃し配信で追いかけた水曜ドラマ『高嶺の花』。夏ドラマが始まった時点では個人的期待値は低かったんです。でも野島伸司だし、石原さとみだし、なんとなくで見始めました。

1位ヒモメン、2位がケンカツ、3位チアダンくらいで考えてた。それが

 


1位『高嶺の花』

2位『この世界の片隅に

3位『義母と娘のブルース

 


こんなにも順位が変動した。それくらい『高嶺の花』が予想以上に素晴らしかったと声を大にして言いたいです。

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参照元:高嶺の花  日本テレビ

https://www.ntv.co.jp/takanenohana/

まだ観てない人もhuluで観れますから。

 

 

9話まで観た時点で全体の感想!

 

好き!

思ったよりも100倍闇深い。

 


個人的に9話の見どころを3つにまとめました。(後半30分)

 

その1

自分を裏切った恋人龍一(千葉雄大)のドン底状態を、ももの妹月島なな(芳根京子)がきれ~な心ですくい上げるシーン。

華道神宮流の家元争いに破れて人が変わったようにネガティブ発言をしまくる龍一さんをななちゃんが抱き締め、「貴方を戻してあげる。元の綺麗な貴方に。」って言うのが名シーン。

女神...。

 


その2

月島もも(石原さとみ)が月島市松(小日向文世)の実子でないことを知り自暴自棄になってるところ、運転手の高井さん(升毅)が実の父であると名乗り出るシーン。「貴方なのね...。」ももちゃんは受け入れるどころか軽蔑の眼差しで突き放してしまって、高井さんはその場に泣き崩れる。

この時の高井さん、完全に“ただの運転手”ではない顔してました。私は見ました。

 


その3

もも(石原さとみ)が自分の生い立ちを知り、お家元月島市松(小日向文世)に、母の裏切りにより出来た子なのに、憎いはずなのに実子として不自由なく育ててくれてありがとうございますと感謝の一礼をするシーン。こちらは逆に、すでに“娘&父”の顔ではなかった。

 


9話だけでこんなに心揺さぶられるシーンがギュッと詰まってるの!演者と製作者の本気を見て私は涙が出そうになりました本当に。ヤバい。(ボキャ貧)

 


H/K

私自身の話しですが、大学では芸術学を学んでいました。商学や経済学を学んでいたら、もっとビジネスに強くなったかな?法律を学んでいたら効率良く生きれたかな...?

何度も考えたことがあります。

 


「ここで学ぶのは、生きる為ではなく、生きることを楽しむ為の学問なんだ。深くは考えないように。」

 

大学で教授は私にそう言い、正直私はよく理解出来なかった。

「いや、まず生き抜かないと楽しむことすら出来ないしな人生。」とか不貞腐れた感情すら抱いた。

けど実際1人で生きるようになってみて、「生きることを楽しめない人には生き抜けない。」という意味がわかってきた。仕事以外、1人で無駄なく衣食住淡々とこなしていると、初めは良くても段々情緒が不安定になって、考え事が増えて睡眠も浅くなった。

 


芸術学科とはまさにその「無駄」を学問するところでした。無くてもいいもの。

でもその「無駄」は不要なわけではないんです。

 


このドラマ所々、人間であるがゆえの縺れみたいなのが起こってて、それが伏線となり後々奇跡や絶望を生んでいます。人間だから計画通り出来ない。感情が入って、こっそり種を蒔く。そうして「こんなはずじゃなかった。」が生まれるんだろうな。それは奇跡でも絶望でもあり、ももちゃんが生まれたのも、ななちゃんが龍一さんを許せたのも、人間が起こした奇跡の結果なんでしょうね。めでたし

 

最終回来週9/12日です🌹

 

ドラマを通し、「芸術は人間が生み出すもの。」だって改めて語りかけられたんだと私は勝手に捉えました。

 

 

 

ここまで書いて何を主張したいかと言うと

ドラマ見たほうが良い。

です。

だってありとあらゆる才能ある人が力を結集させて作ってるんですから。そしてテレビで誰だって簡単に観られるんだから、コスパ良くない??


我ながらうっせーなこの文章。って感じです。でも恥ずかしいので読み返したりしません。お手柔らかにどうぞ。

 

あとH/Kは話変わるけどの略です卍卍

 

野島伸司さんについてサックリわかる記事

高嶺の花:単なる“格差恋愛”ドラマにあらず ドラマPが語る野島伸司の魅力とは?https://mantan-web.jp/article/20180707dog00m200038000c.html