【入院生活を終えて】

二週間の入院生活🏥を終えて自宅に帰ってきました。

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写真は私が大好きな空の写真…
を友達が撮ってきてくれたやつです。(勿論まだ旅行なんてしない。)
 


入院中の生活といえば、面会がない日はほとんどの時間本を読み、ツムツムを育ててご飯を食べる。ちょっと杖の練習をしながら談話室でコーヒーを飲み、お腹もすかないのにご飯を食べる。そんなことの繰り返し。穏やかすぎてもったいない。私にとってはそんな時間の繰り返しでした。
 
シャワーを浴びると言うと、転ばないように看護師さんが手伝ってくれて、夜中でも夜勤の看護師さんが痛み止めや氷の替えを持ってきてくれる。

 

「こんなにのんびりと過ごしたことが今まであっただろうか。そしてこの先数十年の間、あるのだろうか。…いや、ない。」そう思いました。
 
病院での生活は安全だけれど、守られた環境で一人取り残されたようで。無駄な考え事をしてネガティブに陥るのが辛かった。
 
そんな中、お見舞いに来てくれる人たちとの時間は楽しみでしかなく、会話が嬉しくて、本当に心の支えでした。
 
 
事故にあった日に搬送された大学病院で、

👨‍⚕️「紹介状を書くからこれからかかる病院は自分で選んで。」

 

そう医師に言われ、選択肢をいくつか与えられました。
正直これだけ長く療養することになるのであれば実家に帰るのが普通だと思う。でも私の中でその選択肢は初段階で削除されていました。
 

 

...

 


私にとって今の生活はのようなものです。
一人暮らしを夢見て、大学は実家から2時間近くかかる場所までなんとか4年間通った。
実家にいるのが嫌だったわけじゃない。実家を出て自立して家族を愛し直したい。そんな贅沢な感情さえ抱いていたのかもしれないけれど、その願いは実際に家を出て現実になったと思う。
大学時代は正直、最高の環境にも関わらず研究に没頭することはできなかった。
引っ越し直前まで、喫茶店と鉄板料理屋のアルバイトを出来る限り詰め込んだ。夢の一人暮らしを実現する為ならいくらでも働くと思った。寝に帰るだけで、家族とは余り顔を合わせることはなかったかも。
それでも有難いことに4年間部活は続けられたし、大学にも見捨てられず...生涯大切にしたい人達にも出会えた。
うちの家族は本当に偉いと思う。それは明らかなはずだったのに、理解できない自分には心底嫌気がさしていた。母親にもひどく思いやりのない発言をしていたと思う。
そんなこんなで、無理矢理にでも家を飛び出すことが必要だと感じた。

 

こうして私の夢の一人暮らしが始まったわけです。
 
実際に家を出て、会社からの距離については申し分ないけれど、毎日会社で必要な勉強をしながら家事をこなすのは本当にしんどいと感じました。洗濯や掃除、買い物や料理をしながら感じるストレスは、私にとっては逆に心地よかった。母が居たらいいなと素直に感じることが出来ていると気づいたからです。
 
プライベートな空間と、友達とすぐに飲みに行ける立地などの物理的なことはもちろん。私は家族と離れて暮らすことで手に入れたものが沢山ありました。
この場所を離れたくないという感情はそういうところからきているのかもしれません。
 
だから、今の自宅から近い病院を選択してよかったと感じました。
現場を離れて、職場の人と何ヶ月も合わなくなるのは怖いと思っていました。二年目の未熟者が何を偉そうにといった感じですが、私は自分で選んだ今の仕事と職場がすごく好きで、距離だけでも離れたくない!そんな気持ちです。
 
 週末の夜はなんだか涙が止まらなかった。
人が生きる上で抱える事情は様々かとは思いますが、過ぎてしまったことは仕方がないので、受け入れてベストを尽くします。

 

👨‍⚕️

 

生まれてこのかた五体満足、与えられた身体を日々精一杯動かし続けてきたつもりだし、強制的に立ち止まらされたことなんて、ほぼなかった。インフルエンザくらいかかった記憶はあるけど。

悔しいけれど、ドクターの仰る通り今は完全安静がベストなのでしょう。
入院生活を終えても尚、暇に終わりなし。終わりなき暇…


こんな時、本は考え事を中断するのにちょうど良いです。
この際とことん本を読もうと決めました。
ジャンルは問わず、誰かに薦められて本を読むのが好きなので、おすすめがあれば是非教えてください📚
 

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長野上空。

やっぱり飛行機は好きだなぁと思った。

 

 


以上